女子高生の間で今、書道が熱い。地味なイメージを持たれがちだが、高校書道部員の成長を描いた漫画や ドラマがヒット、今週末には映画が公開されたり、音楽に乗せて筆を走らせる「書道パフォーマンス」が 全国的に人気になるなど、注目を集めている。書道に青春をささげる倉敷市内の“書道ガール”に その魅力や目標を聞いた。 　倉敷中央高（同市西富井）の３年生、書道部部長の前浜佳奈さん（１７）は書道歴約１０年。 「話すのはあまり得意ではないけれど、書道は字の形やバランスで自分を表現できる」。 手本を見ながら書く「臨書」で、古典を題材にすることが多く、「意味をよく理解した上で書くので、 古典に親しみが持てるようになった」と話す。 　週３回、２時間程度の練習に打ち込み、昨年度は全日本高校書道コンクールで、優良賞を受賞した。 もっと上の賞を目指し、これからも頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。 　清心女子高（同市二子）の３年小林美貴さん（１７）は昨年秋に書道部に入部。小中学生のころ、 書道教室に通った経験があったことや、活動が週１回で勉強と両立しやすい点が動機となった。 最近は大好きな３人組バンドの歌から、心に響いた歌詞を書いている。 　「筆を走らせている時は無心。この集中力は勉強などいろいろな場面で生かせていると思う」と実感。 今後は「書道パフォーマンスに興味があり、仲間と一緒にいつかできれば」と夢を抱いている。 (5/11 11:20) 女子高生に書道ブーム　漫画やドラマヒット、映画公開へ - さんようタウンナビ - 山陽新聞

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